お問い合わせはこちら

ブログ 蔵談義

「明日は明日の風が吹く」の巻

2021.1.21

広報担当 塚腰穣

広報担当およびWEB店長として奮闘中の塚腰さん。WEB立ち上げから4年間のご努力やご苦労をお聞きしました。

Q:入社して今年で何年目ですか?
塚腰氏:今年で9年目です。21歳の時に渡辺酒造店に入社して現在31歳です。地元の高校を卒業した後、JR東海に就職し名古屋で仕事をしていたのですが、どうしても地元で生活したい、という気持ちが大きくなりはじめていた頃、渡辺酒造店と縁があったのです。もともと電車好きで鉄道会社を選んだわけではなく、高校に来ていた求人の中で一番安定していそうな大きな会社という基準で選んでいたので、自分の本当の気持ちの『地元古川が好き』という気持ちが勝るのは時間の問題だったとは思います。

Q:地元が好きという気持ちひとつで古川に帰ってきたとの事。では渡辺酒造店を選んだ理由も、地元の文化・伝統の伝承や発信ができると思って?
塚腰氏:恥ずかしながらそんな大そうな信念は21歳の僕にはありませんでした。ハローワークに行ったら、昔から知っている地元の会社『渡辺酒造店』があったのでエントリーしたら縁があったというのが本当のところです。ここだけの話、それまで渡辺酒造店のものも含めて日本酒って飲んだことなかったですから…。
それが今ではWEBの担当として渡辺酒造店の会社PRや日本酒のPRを世界に発信しているなんて、自分自身想像もしていませんでした。

Q:現在、肩書はWEB店長ですが、具体的にはどのような業務をされてるのですか?
塚腰氏:WEB関係ですとWEBサイトの更新、フェイスブック等のSNSでの発信です。そして取材等の広報窓口全般を担当しています。Q:渡辺酒造店でWEBに本格的に乗り出したのは4〜5年ほど前からだったと思います。その当時社内で一番WEBに詳しかったから担当者に抜擢されたのですか?
塚腰氏:全然そんなことはありません。それまで社内では瓶詰や発送作業の現場作業でしたし、WEBに関してもSNSって何?って状態。パソコン入力は専ら人差し指でキーボード見ながらカチャカチャと…。ホントど素人でした。確かにその当時、パソコンやWEBに詳しい社員がいなかった事を考慮してもどうしてあの時僕が選ばれたのか…未だ謎です。

Q:文字通りゼロからのスタート!大変ではありませんでしたか?
塚腰氏:正直最初の2年間は『分からないところが分からない』状態が続いてパニック状態でしたね。やらなくちゃいけない事は分かるけど、その責任の大きさと理解度のギャップが日に日に広がっていく、そんな焦りを感じていました。ホントこの2年は大変でした。
ただその苦労の甲斐あってか、3年目になると専門家の方のアドバイスをもらいながらではありましたがひと通りの事が自分でできるようになってきました。そして去年・今年と新卒の社員2名をサポートにつけて頂けるようになりました。

Q:色々ご苦労はあったと思いますが、4年ですごい成長ですね。また、聞くところによると渡辺酒造店で本年度から始まった『社員が選ぶ今年の頑張った社員MVP』制度の第一回のMVPが塚腰さんだったとの事ですが、受賞されてのお気持ちは?
塚腰氏:素直に嬉しかったですね。もちろん頑張った、成長したことに対して選んでもらったことは嬉しかったです。ただ本当に嬉しかったことは別で、表彰の後、社員の皆が投票の際に書いた〝選んだ理由〞の一覧をもらったのですが、そこに『忙しい時でも笑顔で対応してくれる』と書かれていたんです。実は社会人になってから仕事をする際に心がけていた事が『忙しい時こそ笑顔で仕事をする』ということだったんで、それを見ていてくれたんだ、しかもそれを評価してくれたんだと分かりとても嬉しかったですし報われた気がしました。

Q:WEB店長としてこれからの目標はありますか?
塚腰氏:もちろんWEB販売の店長ですので、数字的な目標の達成というのはありますが、数字とは別に、WEB独自の販売企画や人気投票企画など自分が考えた企画ができたらいいなというのはありますね。またWEB担当スタッフも3人にしてもらったので、上手に仕事を振りながらSNSの発信も情報3倍、視点も3倍にして皆様により興味を持って頂ける発信をしていきたいなと思います。
あと、SNS関係だと微妙な表現で誤解を与えたり、直ぐ炎上など起こる危険性もあるので、興味を喚起するような表現であっても過剰になり過ぎず的確な表現を身につけていきたいと思っています。

Q:最後に塚腰さんのお好きな渡辺酒造店のお酒を教えて下さい。
塚腰氏:小町桜が好きです。しかも冷で呑むのが好きですね。口当たりが良くどっしりとして飲みごたえがあってしかもコストパフォーマンスがいい!お財布にも優しくて私自身好きですし、おススメです!

聞き手/村坂壽紀
高校を卒業して大手企業に勤めながら地元に帰ってきて新しい職場へ。日本酒を飲んだ事がなかったのに日本酒の酒造メーカーに就職。パソコンをほとんど触ったことがなかったのにWEB担当しかも今ではWEB店長に。
ターニングポイントの度、一見マイナス方向?というところを全てプラスの結果に変えてきている印象がありました。これも塚腰さんの『常に笑顔で』の心がけによる引き寄せの法則?
見習って実践してみようと思ったインタビューでした。

一覧へ戻る